もうすぐ80歳になると若いつもりでもあちこちが悪くなる。
まず弱冠30台で老眼になった。当時ドラフターで図面を書いていたが最近下手になったと思っていたが、眼科に行って老眼ですねと言われひどく驚いたが、老眼鏡をかけたらすっきり見えた。妻は50歳ぐらいになってやっと老眼鏡を買っていた。
老眼 |
70台になると次々と悪くなっていく。パソコンなら部品をとっかえたり、買い替えれば新品になるが自分の体はそうはいかない。次は耳だった。テレビの音がうるさいと妻や息子に言われて気づいた。最初は耳鳴りから始まり徐々に聞こえが悪くなってきている。ネックスピーカーを買ったが家族がテレビの音とそのスピーカーの音が重なって聞きづらいとまた文句を言いだした。それで使わなくなると同時にテレビを見ること自体をやめてしまった。
Vibe Mini8 |
今度は大腸がんだ。おなかの調子が悪いので医者に行くと風邪でしょうと言われたがどうもおかしいと別の医院に行ってみた。内視鏡を入れましょうと言われ数日後にケツの穴からカメラを入れたが途中で入らなくなり、これは腫瘍だと言い出した。s上結腸癌だと大病院への紹介状を書いてもらっていくと、すぐ手術する、明日か明後日と言われおどろいた。余命何年、何か月かと聞いてもわからないが手術をしないと1週間で死ぬと脅された。
あわただしく準備をして即入院。翌日には数時間の手術が行われ、無事摘出しました、大腸の外には広がっていないのですぐ転移はしないと思うが、5年は様子を見ましょうと言われた。全身麻酔で手術はあっけなかったがその後は大変だった。痛いのに無理やり歩かされて看護婦が美人だったのが唯一救いだった。寝ている間にその看護婦に導尿管をチンボから引き抜かれていたのは恥ずかしくなった。
次の年に内視鏡で小さな腫瘍があるといわれてまた内視鏡でえぐられたが、その後は内視鏡はいいと断り二度とやらなかった。
5年たってもう大丈夫と言われ無事放免された。
75歳ごろ車を運転していて高速道路の道案内パネルがにじんで読めないことに気づき、眼科で聞くと白内障ですね、手術をすれば治るといわれた。
白内障 |
周りがキラキラして見づらいと医師に言うとすぐ慣れるといわれた。強い近視だったが弱い近視になってメガネがなくても一応見れるようになった。水晶体と違いプラスチックレンズなので遠近の焦点調整はできないがなれると気にならなくなる。
今は目にプラスチック、耳に補聴器とサイボーグ状態になっているが科学の進歩は素晴らしいと思う。
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