2023年11月10日金曜日

ビリヤード

  40年前(儂がまだうら若き30台のころ)に撞球にはまってほぼ毎日通っていた。そこそこうまくはなったが仕事が急に忙しくなってしばらく離れていた。

結婚し、会社も軌道に乗り、息子も大きくなってきてまたやりたくなって撞球場に行っておどろいた。当時はビリヤードといえば四つ球でポケットをローテーションといい10台中1台しか置いてなくて素人が遊ぶものだと思っていた。ところが今や四つ球はほとんどなくてすべてポケットゲームになっている。仕方がないのでポケットをやってみたがちっとも面白くない。

当時の撞球場のマーク
ビリヤード屋に話を聞くとハスラーという映画が大ヒットしてそれ以降ビリヤードといえばポケットのこととなったようだ。

今は四つ球台を置いているのは神奈川県には一軒しかなく、渋谷や新宿に行けばあることはある。一度渋谷ESTまで行ってやったが2台しか置いていなくてやっているのは儂らだけだった。

四つ球を知らない人がいるので、説明すると赤2個、白と黄色の4個の玉を使い、白または黄色の玉をついて残りの3個のうち2個に当てると1点で続けてつける。(昔は赤白で2点、赤赤で3点、3つ充てると5点だった)持ち点がそれぞれ50点とか持って突ききると勝ちだ。

至極単純なゲームであるが球を集める(寄せる)と続けて突けるがそのためのテクニックがむつかしい。うまい人だと1回で500点とか突く人がいる。儂はせいぜい10点ほど突くとミスる。40年ぶりだから仕方ない(とこれは言い訳)。

四つ球台が近所にないがやりたいので3Dプリンタで穴を塞ぐ側を作ろうと考えた。1か月ほど試行錯誤してようやく作った。


隅側のクッションが他と違ってうまく反射してくれないがポケットに落っこちるよりましだと。これをポケット6か所にはめる。
球はポケット用の球のうち白と赤と赤ストライプ、アマゾンで買った白球を使ってやる。そうなると昔あったそろばん(名前は知らない)がないのでスコアをホワイトボードに書くことになるがとても面倒なので簡単なスコアソフトをVBで作った。

撞球場に必ずあったそろばん
ビリヤードスコアアプリ

自分で使うだけなのでごく簡単に。せっかく作るならとスコアが面倒なローテーションと15球と5ピンもついでに作った。(15球と5ピンは機会があれば説明したい)それでもバグが出て結構手間がかかってしまった。

妻と息子の3人で近くのビリヤード屋に行ってやるようになった。最近は二人も四つ球をやってポケットはあまりやろうと言わなくなった。(儂に遠慮しているかも知れんが)

はじめ儂が50点で息子25点で始めたがまるでかなわないので同じ25点でやっている。妻は10点でもきついようだ。

儂は40年ぶりでかなり勘がくるっていて、押しも引きもミスが目立つ、マッセに至っては当たらないやら、とんでもないほうへ飛んでいくやら、それでも理屈だけは達者なのであれこれ指導しようとするが息子はうっとうしいらしく聞いてくれない(妻は聞いてくれる)。それでも徐々に勘が戻ってきて勝てるようになってきたので25と20にしようとしたら不満らしくムスッとしていた。

でもやろうというと付き合ってくれるのはとっても嬉しい。

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